認定登録品種ガイド
ユーフォルビア「プリンセチア ピンクホワイト」
ジャパンフラワーセレクション2009-2010 受賞品種
- 受賞年 2009-2010
- 部門 鉢物部門
- 品目名 ユーフォルビア
- 品種名 プリンセチア ピンクホワイト
- 学名 Euphorbia pulcherrima
- JFコード JF86681
- 賞名 フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)
- 出品者 サントリーフラワーズ株式会社
- 育成者 Andrew Bernuetz
- 育成者権者 Bonza Botanicals Pty Limited
- 販売開始時期(年月) 2009年4月
- 主な販売・流通期間 母の日、クリスマス
- 主な販売・流通地域 全国
- 購入問い合わせ先 サントリーフラワーズお客様センター 電話:03-5210-3885
審査講評
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光り輝くようなピンク色は、とても上品で、モダンな印象を受けるポインセチア。色の濃淡のグラデーションが美しい。これまでのポインセチアでこれほどきれいなピンク色のものはなかった。また、葉幅は細く、分枝性に優れており、商品価値としても十分に高い。これまでの品種にはない特徴が新鮮で、一見して従来品種と識別できる。
なお、この品種はプリンセチアシリーズ(全3品種)のなかの1つで、他の「プリンセチア ルージュ」、「プリンセチア ホットピンク」も同時出品され、同様に高い評価を得た。
花の特徴
- プリンセスをイメージさせるかわいらしいピンク色の葉。
- 小さく美しい草姿。
- 枝が多く豪華な雰囲気。
推奨ポイント
- (消費者)光り輝くような上品なピンク色の葉。小さくて愛らしい草姿。
- (生産者)従来品種にはないピンク色の苞とコンパクトな草姿。分枝性に優れている。
- (小売店)従来品種にはない光り輝くような上品なピンク色の葉。小さくて愛らしい草姿。
栽培管理のポイント
- 概要 室内の10~25℃の日当たりのよい場所が適しています。
- (水やり)土の表面が湿っている間は水遣りを控え、土の表面が乾いたらたっぷりあげて下さい。葉が垂れるほど乾かしてしまうと、下葉が黄化して落ちてしまうので注意してください。
- (肥料)苞が色づいている間は必要ありません。
- (次年度も楽しむためには)上手に管理すればほぼ購入時の姿で翌年まで楽しむことができます。日が長くなり暖かくなると、新芽が吹き始めます。しばらくはそのままで5~6月頃に各枝を枝分かれしている部分から5㎝程度のところで一度切り戻してください。
- (植え替え時期)5~6月。伸びてきた芽を切り戻した後、元のものより2周りくらい大きな鉢に植え替えてください。
- (土の種類)水はけがよく、清潔な土を使用してください。雑菌の多い用土は根腐れの原因となる可能性が高いので注意してください。
- (肥料)植え替え2~3週間後から10月いっぱいまで定期的に液肥を与えてください。
- (摘芯)7月下旬~8月上旬頃にかけて樹形を整えるように各枝を摘芯してください。
- (着色)人工灯に影響されない場所でしたら11月下旬~12月上旬頃に色づきます。人工灯のある場所でしたら9月下旬頃から毎日欠かさず夕方5時頃から朝8時頃までダンボールをかぶせるなどして光を完全にさえぎり、暗くすることを約2ヶ月間続けますと、きれいに色づかせることができます。色づくまでの間15℃を下回らないようにするとよりきれいに仕上がります。温度が低くなると苞が小さくなったり着色が遅れたりします。