認定登録品種ガイド
キンギョソウ「ポッピンキャンディー オレンジ」
ジャパンフラワーセレクション2010-2011 受賞品種
- 受賞年 2010-2011
- 部門 ガーデニング部門(コンテナ苗部門)
- 品目名 キンギョソウ
- 品種名 ポッピンキャンディー オレンジ
- 学名 Antirrhinum majus
- JFコード JF88262
- 賞名 ベスト・フラワー(優秀賞)ブリーディング特別賞
- 出品者 株式会社サカタのタネ
- 育成者 西多 功一
- 販売開始時期(年月) 2010年5月24日
- 主な販売・流通時期 カタログ通信販売 2010年10月中旬~末
- 主な流通・販売地域 サカタのタネ 通信販売
- 問い合わせ先 株式会社サカタのタネ 通信販売部 横浜市都筑区仲町台2-7-1 TEL:045-945-8824
受賞マーク
関連ファイル
審査講評
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クリーピングタイプのキンギョソウで、地色はオレンジ色で花芯は黄色で、色のコントラストが美しい。
従来のクリーピングタイプのキンギョソウは、ほふく性でもややこんもりと生育し、きれいなカーペット状になりにくかったうえ、生育するにつれて草姿が暴れやすかった。これに対し、本品種をコンテナに植え付けて栽培試験を行ったところ、揃いが良く、株がよくまとまりながら横へきれいに張り広がった。下垂性が強く、下に伸びた枝先の花が起き上がりにくいため、高い目線で観賞するハンギングバスケット等で使いやすい。花持ちも良好であった。品種としてかなり改良されたキンギョソウであり、総合的に優れた品種としてコンテナ苗部門のベスト・フラワー(優秀賞)を受賞した。また、その高い育種技術により、ブリーディング特別賞を同時受賞した。
花の特徴
- 1 色鮮やかな花が次々とあふれるように咲くクリーピングタイプ(ほふく性)。
- 2 従来品種よりも鮮明な花色で、茎が上部分に伸びない。
- 3 クリーピング性に優れ、キンギョソウ独特の甘い香りを漂わせ、鮮やかな花を咲かせます。
- 4 暖地では10月から11月、4月から6月までの長期間にわたり花を咲かせます。
推奨ポイント
特徴
- (消費者)色鮮やかな花が次々と咲きます。切り戻しによりさらに豪華に咲かせることが出来ます。
- (生産者)分枝性に優れ、コンパクトに仕上がります。深鉢を利用すると付加価値の高い製品が出来ます。
- (小売店)色が明るいので、売り場の様子が豪華に仕上がります。
栽培管理のポイント
- 概要:咲き終わった花はこまめに摘み取ると、次々に開花します。夏前に半分ほどに切り詰めれば秋にも開花が期待できます。
- (植える時期)10月~11月、4月~5月
- (土の種類)水はけのよい用土を好む。
- (肥料)長く咲かせるには、植えるときに元肥を忘れずに、開花中は1000倍に薄めた液肥を月に2~3回ほど施します。
- (水やり)過湿を嫌うので、土がよく乾いてから水を与えます。風通しのよいところで栽培してください。
- (消毒)気温の上昇とともにアブラムシ、アオムシ、ヨトウムシがつきやすいので定期的に薬剤を散布して予防します。