認定登録品種ガイド
アメリカフヨウ「タイタンビカス アドニス」
ジャパンフラワーセレクション2012-2013 受賞品種
- 受賞年 2012-2013
- 部門 ガーデニング部門(苗物部門)
- 品目名 アメリカフヨウ
- 品種名 タイタンビカス アドニス
- 学名 Hibiscus Moscheutos
- JFコード JF05008
- 賞名 ジャパンフラワーセレクション入賞
- 出品者 株式会社 赤塚植物園
- 育成者 倉林 雪夫
- 育成者権者 株式会社 赤塚植物園
- 販売開始時期(年月) 2013年5月
- 主な販売・流通時期 ネット通販 卸
- 主な流通・販売地域 日本全国
- ホームページ www.akatsuka.gr.jp
- 問い合わせ先 株式会社 赤塚植物園 三重県津市高野尾町1868-3 電話 059-230-1234
受賞マーク
関連ファイル
審査講評
- 花色は黒味を帯びた赤色で、茎も黒軸。葉が細くいわゆる「モミジ葉」であり、花が中心部分に咲いても葉によって隠すことなく外側からも良く見ることができる。枝間が良いことで涼しげに見え、枝の間の空間に他の植物を組み合わせるなどの使い方もでき、消費者の楽しみ方も広がる。花はコンパクトだが、花付きが良く推奨品種として評価したい。栽培は摘芯をしたものと無摘芯との2種で行った。以下の写真(中)は7月19日に摘芯を行ったものを8月21日に撮影したものだが、摘芯時期をもっと早めれば夏休み中に多くの開花が望める。どの時期に何をすればよいかを消費者にわかりやすく説明することで、より一層花を楽しめるだろう。
花の特徴
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1 暑さに強く、非常に生育が早い。
- 2 ピラミッド状に枝を出しながら、ひと夏で1.5mほどに育つ。
- 3 一日花だが、夏から秋まで連続して開花し、一株で200輪近く開花する。
- 4 寒さに強い宿根草で、毎年開花する
推奨ポイント
特徴
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(消費者) 花色が少し黒味を帯びた赤色で、ビロードのような質感があり、大変見事。
- (生産者) タイタンビカスとしては草丈がコンパクトで育てやすい。
- (小売店) 葉が強いモミジ葉で、茎も黒軸で涼しげに見える。
栽培管理のポイント
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(概要)日当たりが良ければ、湿地・乾燥地どちらでも大丈夫。大きく育つので、露地植えがおすすめ。
1.5mほどの支柱をすると良い。鉢植えなら8号以上のものを使い、肥料を多めに与える。
植える時期は、10月~5月 ポット苗なら周年。 - (土の種類)選ばない。
- (肥料)選ばない。
- (水やり) 鉢植えは乾いたらたっぷり。露地植えの場合は不要。
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(植え替え時期)落葉後の11月~3月。
- (消毒) ハマキムシ予防のため、オルトラン粒剤を毎月与える。