認定登録品種ガイド

トルコギキョウ「エグゼラベンダー」

ジャパンフラワーセレクション2012-2013 受賞品種

  • 受賞年 2012-2013
  • 部門 切花部門
  • 品目名 トルコギキョウ
  • 品種名 エグゼラベンダー
  • 学名 Eustoma grandiflorum
  • JFコード JF88006
  • 賞名 ベスト・フラワー(優秀賞)
  • 出品者 カネコ種苗株式会社
  • 育成者 石澤明登、北爪伸英
  • 市場流通時期 1月~12月
  • 販売開始年 2010年7月頃
  • ホームページ http://www.kanekoseeds.jp/
  • 主な流通・販売地域 全国
  • 問い合わせ先 カネコ種苗(株)花き種苗部 TEL 027-251-1621

受賞マーク

  • ベスト・フラワー(優秀賞)

関連ファイル

審査講評

  • トルコギキョウでは今までになかった赤紫系とラベンダーのミックスされた花色と、大輪でフリンジ咲きのゴージャス感が見事な品種。我が国における、近年のトルコギキョウの育種開発には目を見張るものがあるが、その中でも人気のあるフリンジ咲きの中では、ありそうでなかった斬新な色目であるばかりでなく、開花ステージの差異による花色のコントラストも美しく、意外性も楽しめる点を評価。ベスト・フラワー(優秀賞)を受賞した。

花の特徴

  • 1.トルコギキョウでは今までになかった赤紫系のラベンダー色の品種である。花数3~4輪と中程度であるが、花弁にはフリンジが中程度の強さで入り、花の大きさは大輪で非常にボリューム感のあるゴージャスな切花である。中早生で、草丈はやや低め、茎の硬さは普通である。
  • 2.花色は赤紫系のラベンダー色で、花弁にフリンジが入る大輪八重の中早生品種。フリンジの程度は中程度で花焼けの発生はない。草丈はやや低め、枝数は中程度である。茎の硬さは普通。
  • 3.6月以降11月にかけて定植する場合は種子冷処理とクーラー育苗は必須である。6月から8月定植の抑制栽培ではフリンジ品種でよく見られる葉先枯れ(チップバーン)が生じやすいため、ハウス内の換気に心掛け、肥料や水のやりすぎには注意が必要である。

推奨ポイント

特徴

  • (消費者)トルコギキョウでは今までになかった赤紫系のラベンダー色の品種として斬新さがあり、大輪で花弁にフリンジが入るため、非常に上品で豪華さがある。
  • (小売店)葬祭での大型アレンジへの利用はもとより、赤紫系の花色と大輪でフリンジが入るため、婚礼のアレンジメントにも使いやすい。
  • (生産者)中早生品種で、草丈はやや低めではあるが、枝数は中程度で、花は大輪でフリンジが入るため非常に豪華で上品さもある。ラベンダー花色品種に特有の花弁の弱さもない。圃場での早期無駄芽摘蕾により一段と花は大きくなり、茎も太く、切り花品質は高まる。

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