認定登録品種ガイド
ラナンキュラス「ラックス ミノアン」
ジャパンフラワーセレクション2011-2012 受賞品種
- 受賞年 2011-2012
- 部門 ガーデニング部門(苗物部門)
- 品目名 ラナンキュラス
- 品種名 ラックス ミノアン
- 学名 Ranunculus asiaticus × Ranunculus cortusifolius
- JFコード JF02390
- 賞名 ベスト・フラワー(優秀賞)、ブリーディング特別賞
- 出品者 有限会社 綾園芸
- 育成者 草野 修一
- 販売開始時期 2011年8月頃(種苗) 2011年12月頃(商品)
- 主な販売・流通時期 11月から4月頃まで
- 主な流通・販売地域 全国
受賞マーク
審査講評
- 種間交雑によって生まれた、従来の品種群とは一風違う、新しいラナンキュラスであり、新奇性に富んだ品種である。花茎上部でよく分枝して多くの花をつけ、花は一重で光沢があり、昼夜で開閉する。花びらが散った後に残った花心は吾亦紅を思わせ、これもまた楽しみの対象となり得る。従来のラナンキュラスとは別のカテゴリーの新しい品種群の誕生として考えられ、今後の発展が期待される。総合的に優れており、ベスト・フラワー(優秀賞)を受賞するとともに、まったく新しい品種を生み出した優れた育種力に対し、ブリーディング特別賞を同時受賞した。
花の特徴
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1 ラナンキュラスの種間雑種として生まれた新品種。生育旺盛、丈夫で、一枝に多数の花が咲きます。花弁には独特の光沢があるのが特徴で、日が当たるとキラキラ光ります。花粉が出ず、花持ちも大変良好です。
2 一花径から花が分枝して付きます。花弁に光沢があり、表裏の色が違います。葉は下部のみにつき、大型で厚みがあります。
3 耐寒性、耐病性があり、丈夫。
推奨ポイント
特徴
- (消費者)冬の低温期は特に花持ちがよく、小さな蕾まで開花し続け、長く楽しめます。水揚げがよいので切り花にも使えます。
- (生産者)生育旺盛で育てやすい種類です。低温での省エネ栽培ができます。
- (小売店)コスモスのようで、どこかで見たような気がする花が、よく見ると今までなかった花型と光沢のある色で、その珍しさがまず人目を惹きます。茎がしっかりしていて硬く、アレンジにも使いやすい花です。
栽培管理のポイント
- (概要)球根を冷蔵処理し、促成栽培すると採花本数が多くなります。
- (植える時期)最低気温が18℃以下を目安に定植する。
- (土の種類)水はけと水持ちがともに良い土
- (肥料)花芽があがるまでは控えめにする。
- (水やり)水切れしないようにしてください。
- (消毒)青虫、アブラムシ、スリップスなどの予防散布を定期的に行う。