認定登録品種ガイド
ペチュニア「エスプレッソトリュフ」
ジャパンフラワーセレクション2013-2014 受賞品種
- 受賞年 2013-2014
- 部門 ガーデニング部門(旧苗物部門)
- 品目名 ペチュニア
- 品種名 エスプレッソトリュフ
- 学名 Petunia
- JFコード JF05043
- 賞名 ベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞、カラークリエイト特別賞、ニューバリュー特別賞
- 出品者 株式会社エム・アンド・ビー・フローラ
- 育成者 大屋寛高
- 育成者権者 株式会社ミヨシ
- 販売開始時期 2013年3月
- 主な販売・流通時期 3月~6月頃
- 主な流通・販売地域 全国
- ホームページ http://www.mbflora.co.jp
- 問い合わせ先 株式会社エム・アンド・ビー・フローラ tel:0551-36-5677 fax:0551-36-5636
受賞マーク
関連ファイル
審査講評
-
黒色に近い花色とベルベットのような質感が個性的な品種。株姿は1株ごとこんもりと丸くまとまるが、生育に従い横に広がる這い性で、コンテナでの栽培だけでなく、花壇でも旺盛に育ち、梅雨時期でも病気にかからず、猛暑下でも休むことなく開花し続けた。
花色が濃いために心配される花弁の傷みや花ガラが、露地花壇でもコンテナでもほとんど気にならないという点も高く評価された。
カラフルな花色が多いペチュニアだが、シックな印象の素材として使用シーンや他の花との組み合わせを消費者に提案していけば、新しいガーデニングの楽しみを広げる期待が持てる。色の新しさ、美しさに加えて育てやすさも備えた消費者におすすめできる優れた品種である。
総合的に優れた品種としてベスト・フラワー(優秀賞)を受賞するとともに、新奇性、優れたパフォーマンス、インパクトある花色が評価され3つの特別賞を同時受賞した。
花の特徴
-
1 ピンク、ブルー、レッドなどカラフル花色がペチュニアは主流であったが、トリュフシリーズの登場により今までと違った花壇、寄せ植えを演出し、ガーデニングの幅を広げることが出来るようになった。
2 変わり色は草勢が弱く、上手く育てられないこともあったが、エスプレッソトリュフは日本で育種した事により真夏でも旺盛に生長し美しい姿を長く維持することが出来る。株張りは140㎝にも広がる。
3 小輪で花弁が厚めなので降雨からの回復も早い。
推奨ポイント
特徴
- (消費者)日本で育種したので、日本の夏に適応していて暑さに強く育てやすい品種。
- (生産者)今までにはない魅力的な花色。付加価値のある商品として店頭で販売できる。
- (小売店)今までにないシックな花色のため店頭でお客さんの目を惹き付ける。芽数が多く、店頭に納品された後も連続開花を維持できる。
栽培管理のポイント
-
(植える時期)3~6月
- (土の種類)赤玉、腐葉土などを混ぜ込んだ有機質が高く排水性の良い用土がお勧めです。
- (肥料)N(窒素)P(リン酸)K(カリウム)のバランスの良い緩効性肥料をお勧めします。 特に植え付け当初はNP を多く消費しますので、NP が多目のものでも良いです。
- (水やり)土の表面がしっかり乾いたら、たっぷり与えてください。