認定登録品種ガイド
ニチニチソウ「ミニナツ ストロベリー」
ジャパンフラワーセレクション2013-2014 受賞品種
- 受賞年 2013-2014
- 部門 ガーデニング部門(旧苗物部門)
- 品目名 ニチニチソウ
- 品種名 ミニナツ ストロベリー
- 学名 Catharanthus roseus
- JFコード JF06023
- 賞名 フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)
- 出品者 株式会社エム・アンド・ビー・フローラ
- 育成者 大屋寛高
- 育成者権者 株式会社ミヨシ
- 販売開始時期 2013年5月
- 主な販売・流通時期 5月~6月頃
- 主な流通・販売地域 全国
- ホームページ http://www.mbflora.co.jp
- 問い合わせ先 株式会社エム・アンド・ビー・フローラ tel:0551-36-5677 fax:0551-36-5636
受賞マーク
関連ファイル
審査講評
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2cmほどの小輪の花がいっぱいに咲く新しいタイプ。ポット苗時にはコンパクトであったが、定植後の草勢は驚くほど旺盛で、花つきもよく、暑い夏にも花径が小さくなることも花数が減ることもなく連続開花した。特に夏場の高温期にかけて花つきは勢いを増した。
また、生育期間中、草姿が乱れることもほとんどなかったが、伸びすぎたところを切り戻せば、簡単に美しい姿を長く楽しむことができた。この点は手入れのしにくい暑い時期に手間をかけずに長く楽しめることは、消費者へのアピールポイントになるだろう。
これほど生育旺盛でこんもりと仕上がるニチニチソウはこれまでなく、葉色も良く、ニチニチソウの用途の幅を大きく広げ価値も高まるだろう。斜面や壁面等への利用などの新しい役割も予感できる。
総合的に非常に優れておりフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞した。
花の特徴
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1 極小輪ビンカは病気に弱く夏場に枯れることが多かったが、ミニナツ ストロベリーは草勢が強く真夏でも旺盛に生育する。
2 小さな花を株一杯に花を咲かせる姿は圧巻である。草姿が乱れたところで軽いピンチを繰り返せば美しい姿を長持ちできる。
3 花壇、コンテナどちらでも少ない本数でスペースを埋めることができる。
推奨ポイント
特徴
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(消費者)株は大きく旺盛に生長し、2cm程度の極小さな花を株いっぱいに咲かせる新タイプのビンカ。日本で育種しているため、高温多湿の日本の夏でも花が休むことなく次々に開花する。
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(小売店)草勢が旺盛で立ち枯れに強いため消費者に安心して勧められる商品。極小輪ビンカは弱いというイメージを払拭してくれる新タイプのビンカ。7.5㎝ポットで販売するため少ないスペースに数多くのポットを並べることが出来る。定植後は旺盛に生育し、見事な株を作る。
栽培管理のポイント
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(植える時期)5~6月
- (土の種類)赤玉、腐葉土などを混ぜ込んだ有機質が高く排水性の良い用土がお勧めです。
- (肥料)基肥はゆっくりと溶けだす(ク溶性肥料を主体としたもの)N(窒素)P(リン酸) K(カリウム)のバランスの良い緩効性肥料をお勧めします。特に植え付け当初はNPを多く消費しますので、NPが多めのものでも良いです。
- (水やり)土の表面がしっかり乾いたら、たっぷり与えてください。